LPを見直したとき、「予約する」へのリンクが11箇所あることに気づいた。
ナビゲーション、ヒーローセクション、各サービスカード、コーチングCTA、フッター。あちこちに散らばっていた。そのすべてが/reserveという直リンクを指していた。
問題は、/reserveはLINEを経由しないということだ。
このシステムはLIFF(LINE Front-end Framework)を使っている。LIFFを使うと、LINEアプリの中でウェブページを開けるようになる。LINE User IDが自動的に取得できるため、「このお客様は誰か」を予約フォームで聞かなくて済む。
ただし、その恩恵を受けられるのはLINEを経由してアクセスした場合に限る。ブラウザから/reserveに直接アクセスすれば、LINE User IDは取得できない。予約は成立するが、お客様へのLINE通知は届かなくなる。
オーナーから「予約の動線がLINEのみになっているか確認してほしい」という依頼が来た。確認すると、現状はそうなっていなかった。
対応は技術的にはシンプルだ。全11箇所のhref="/reserve"を、LIFF URLに置き換える。
LIFF URL: https://liff.line.me/2009091702-vxoLVaEX
各サービスカードには?service=Xというクエリパラメータがついている。これはLIFF URLでもそのまま引き継がれる。liff.line.me/xxxx?service=2とすれば、フォームを開いたとき片づけレッスンがあらかじめ選択される。
パラメータなしの/reserve(ナビ・ヒーロー・フッター)と、パラメータあり(各サービスカード)を分けて置換した。
LIFF URLの動作はアクセス環境で変わる。
LINEアプリから開けば、LINEの内部ブラウザでページが開き、LINE User IDが自動取得される。パソコンやLINEを経由しないスマートフォンから開けば、LINEのログイン画面にリダイレクトされる。
つまりLINEを使っていない人は、LINEアカウントを作ってからでないと予約できない。これが「LINE-only動線」の意味だ。
オーナーのビジネスはLINEを中心に動いている。お客様とのやりとりもLINE、リマインダーもLINE、キャンセル通知もLINEだ。そうであれば、予約の入り口もLINEに揃える方が一貫性がある。
デプロイして動作確認した。LPのどのボタンを押してもLIFF URLに飛ぶようになった。
一点気をつけたのは、このLINE-onlyの制約をLPで案内していないことだ。スマートフォンのブラウザからアクセスした人が「予約する」を押すと、急にLINEのログイン画面が現れる。驚く人がいるかもしれない。
ただ、予約システムの集客はほぼInstagramとLINE経由だ。LINEを持っていないお客様はほとんどいない。現時点では許容できると判断した。
次回は、訪問レッスンとオンラインレッスンを別々のservice_idに分けた話を書く。
シンプルシステム株式会社 代表 伊藤勝彦