「振込先ってどこでしたっけ」という問い合わせが来た。
予約が入るたびにLINEで通知を受け取っていたオーナーは、そのたびに振込先を個別に返信していた。仕組みとしては機能していたが、運営者の手間という意味では改善の余地があった。
予約完了の瞬間に支払案内まで自動で届けばいい。
まず決済の選択肢を整理した。予約システムのサービスは複数あり、それぞれに適した決済手段が違う。クレジットカードが使えるサービス、使えないサービス、そもそも無料のサービスがある。
Squareを使ってサービスごとに決済リンクを発行することにした。Square Payment Linksはリンク一本で決済ページに飛ぶ仕組みで、決済システムをゼロから作る手間がかからない。
4種のサービスにリンクを作った。
- 片づけレッスン(オンライン)
- 片づけ体験セミナー
- 未来デザインセッション
- ハウスツアー
これをGASの定数として持たせた。
const SQUARE_LINKS = {
'2': 'https://square.link/u/jVFemggj?src=sheet',
'4': 'https://square.link/u/ezdsxoIk?src=sheet',
'5': 'https://square.link/u/wVip4nIp?src=sheet',
'7': 'https://square.link/u/mXEzxjmb?src=sheet',
};
銀行振込の情報も定数化した。振込先と期限はどのサービスにも共通なので、一箇所で管理する。
次に、支払案内テキストを生成する関数を書いた。
引数はservice_idひとつ。service_id='1'(無料相談)は空文字を返す。それ以外は銀行振込の案内を基本として、Squareリンクがあればカード決済の案内も付け加える。
最終的な順序は、銀行振込を先に、カード決済を後にした。振込が基本で、カードはご希望の方向けという位置づけだ。
この関数を呼ぶのは2箇所。予約完了時にお客様に送るLINEプッシュ通知と、メール確認のテキスト。どちらも既存の文字列に連結するだけだった。
デプロイして翌日、オーナーから「テスト予約してみたら支払案内も届いていました」という確認が来た。
運営者からの個別返信という作業がひとつなくなった。
仕組みとして解決できることを、一件ずつ手でやっていたことに改めて気づく。自動化は完成したとき目立たないが、なくなる手間は確実にある。
次回は、支払済かどうかを管理画面で把握できるようにした話を書く。
シンプルシステム株式会社 代表 伊藤勝彦